夏に帽子は必需品、といってもどちらかといえばツバが大きめで日差しを防ぐ効果の強いハット系のものを選ぶ方が多いと思います。しかも天然素材の麦わらが好まれるでしょう。
最近のその手の帽子は素材も進化していてほとんど本来の麦わらを使用したものが少なくなってます。
そして今一番使われているといってもいいのが実は『紙素材』なんです。一番は軽くて丈夫(意外ですが凄く進化していて耐久性に富んだものが多いです)、そして安価に作れるということでしょう。柔らかいものも多いので繊維にしてザックリと編むとクシャクシャにしてもいい風合いが保てるようです。
そして布はくに使われる素材の代表格が『麻』。
中でもリネンが一番知られてますね。亜麻を原料とした繊細な仕上がりなものです。麻は他にも種類があり、ラミー、ジュート、ヘンプなどですが衣料に使われるのは限定的です。
今回は、『カンフィーリネン』と呼ばれるエアータンブラーで叩きほぐして作られるCC(クールクラッシュ)加工という、表面がわずかに毛羽たち軽くぬめりのあるふんわりと柔らかな独特の風合いのリネンを採用しました。
麻が薄くて軽いのはご存じのとおりですが、サラッとした風合いでシャリっとした繊細さを併せ持つ夏にぴったりの素材です。
実際の生地は写真で見るより暗い印象かもしれませんが、どことなくミルキーなニュアンスを持った生地です。そのせいか光の下では暗く映らないので重苦しく感じないのも特徴です。
↑この画像もかなり明るく写ってますが上の生地だけの画像の方が実際の色に近いです。結構渋い和風なテイストもあります。
※このピンクのコッポラは今回ハンチングタイプのみご用意してます。
若草色とカーキの間くらいの渋爽やかな中間色は意外なくらいコーディネートに迷いません。
手に取って確かめてみてください。
【2022年8月の夏季休業】
8/14~17はお休みします。ご了承ください。